2017/03/13
2016年7月「爲華忙」展覧会作品紹介 その14 サボテンの花
これは、「榮寶濟畫譜」の「花卉描写法」というテキストに手本として収蔵されていた近代工筆花鳥画の大家である于非闇(1889~1959)の作品の模写です。私が初めて彩色して仕上げた作品です。これを描く前は、もっぱら「白描」といって、細筆で輪郭を描写する練習をしていました。この絵を通して、絵の具の調合や、塗り重ねによって色を作っていく基本を学びました。 (2007.5.9)(48.2×35.2)
2017/03/08
2016年7月「爲華忙」展覧会作品紹介 その13 さくらとめじろ
成都にも桜の木がいろいろありますが、ソメイヨシノはありません。いい香りがする白い桜が満開の時、ちょっと日本の桜を思い出させましたが、これには後で黄色いサクランボがたわわになりました。また、四川大学構内には八重桜が多く、黄緑がかった黄色の花が咲く欝金桜もありました。
これは日本の春を懐かしんで、荏原神社の緋寒桜が満開になるとよく来て蜜をたべているめじろを思い出しながら、成都の欝金桜を組み合わせて描きました。 (2007.7.5)(47×33.8)
2017/03/07
2016年7月「爲華忙」展覧会作品紹介 その12 梶の木と白頭
四川大学で私たちが住んでいた外国専家楼の前に、4階までとどくような背の高い木がありました。これが梶の木で、初夏に実が朱色に熟すと白頭やいろいろな小鳥たちがついばみに来てとても賑やかになります。直径3センチくらいの木イチゴのような集合果で、見たところはとてもおいしそうなのですが、人は食べられません。白頭は、日本では沖縄にしかいませんが、成都ではどこでも見られる鳥で、毎朝いい声で鳴き交わしていました。 (2007.9)(52×72)
2017/03/06
2016年7月「爲華忙」展覧会作品紹介 その11 山鶺鴒と梯梧
梯梧は沖縄県花になっていますが、原産はインドやマレー半島で、日本では沖縄が北限とされてきました。今は東京でも見ることができます。四川大学構内には、数種類の梯梧がありました。キャンパスにはアメリカ梯梧(和名は海紅豆)の並木道がありました。これは南米の原産で、花が貝殻のように開きますが、ここに描いたものは珊瑚刺桐と呼ばれるもので、花壇に植えられていました。小刀のような形の花で閉じたまま開きません。それが長い花枝に房のように咲いたり、固まって咲いたりしているのです。木の枝には鋭いトゲがあります。 (2007.9)(66.5×48.2)
2017/01/29
2017/01/04
2016/12/30
2016年7月「爲華忙」展覧会作品紹介 その10 紫荊花と黄腹山雀
紫荊花は香港の市の花で、市の旗には図案化したこの花が描かれています。南中国から東南アジアまで広く見られる花で、日本ではムラサキモクワンジュ(紫木椀樹)とかソシンカ(素芯花)の名前で知られています。四川大学構内にもたくさんあり、花の季節が楽しみでした。赤紫、ピンク、白と、いずれも蘭のような華やかで大きい花を、枝の先に次々に咲かせます。枝の左右には、羽をひろげたチョウの形をした葉が行儀よく並んでいます。
黄腹山雀は、中国南方にはよく見られる美しい小鳥で、四十雀の仲間です。花の蜜をよく食べに来ます。青いのはオスです。(2009.7)(51.5×73)
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